新型インフルエンザウイルスには、人、豚、鳥を起源とする遺伝子がある。チリ政府はウイルスは変異していないとしている。
現在真冬のチリでは、今月15日までに約35万人の新型インフルエンザの感染疑い例があり、うち1万2175人の感染が確認された。感染者のうち128人が死亡している。
▽大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)の話 鳥の体内で強毒化するインフルエンザウイルスは「H5」か「H7」型で、今回のウイルスのH1N1型が強毒化する可能性はあまり高くないだろう。このため公衆衛生上の脅威は低いと思われるが、七面鳥から、さまざまなウイルスを媒介できる豚に感染し、それが再び人の間で広がる恐れはある。やはり感染拡大防止が大切だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090822-00000019-mai-soci