2009年08月24日

チリで新型インフルエンザが人から鳥への感染初確認

 南米チリ政府は21日、人間から七面鳥に新型インフルエンザが感染したとして、七面鳥飼育場2カ所を隔離した。AP通信が伝えた。新型インフルエンザは、人間から豚への感染例はあるが、人間から鳥類への感染が確認されたのは初めて。種を超えた感染により、ウイルスが強毒化する可能性も指摘されている。

 新型インフルエンザウイルスには、人、豚、鳥を起源とする遺伝子がある。チリ政府はウイルスは変異していないとしている。

 現在真冬のチリでは、今月15日までに約35万人の新型インフルエンザの感染疑い例があり、うち1万2175人の感染が確認された。感染者のうち128人が死亡している。

 ▽大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)の話 鳥の体内で強毒化するインフルエンザウイルスは「H5」か「H7」型で、今回のウイルスのH1N1型が強毒化する可能性はあまり高くないだろう。このため公衆衛生上の脅威は低いと思われるが、七面鳥から、さまざまなウイルスを媒介できる豚に感染し、それが再び人の間で広がる恐れはある。やはり感染拡大防止が大切だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090822-00000019-mai-soci
posted by 科学くん at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック