2009年08月23日

衛星ひまわり8・9号、運用を民間委託

 気象庁は5〜7年後に打ち上げる気象衛星「ひまわり」8号、9号の管理運用を民間企業に委託する方針を固めた。
 民間の資金や技術を活用するPFI方式を、気象衛星に導入するのは初めてで、コスト削減が期待できる。企業が地上送信施設を調達し、衛星の向きや軌道を修正したり、観測データの送受信を行う。
 ひまわりは故障に備えて2基体制で運用されており、現行の6、7号は2015年に寿命を迎える。1〜7号は、共同で打ち上げた科学技術庁(当時)や国土交通省航空局が運用したが、次期衛星は気象庁が単独で打ち上げ、運用も担当する。
 衛星2基の運用には、準備期間を含めた20年間に200億円以上の経費がかかると見込まれる。同庁には運用業務の経験や地上施設がないが、民間委託により最大数十億円のコスト削減がはかれるとして、来年度予算案の概算要求に盛り込むことを決めた。受注には通信や放送など民間の衛星で実績を持つ企業数社が、関心を示しているという。
 次期衛星2基の製造については、三菱電機が293億円で落札した。

http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090822-OYT1T01043.htm
posted by 科学くん at 20:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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